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タイ転職に必要な経験、語学力
タイ転職に必要な経験、語学力
タイに転職する際には、実際に就職先を見つける必要があります。ここでは、就職先で必要とされる経験や語学力について、日本人求人の傾向と合わせてご紹介します。
■就職・転職に必要な経験
社会人経験 : 就労経験3年程度が目安(※ただし新卒・第2新卒でも可能性あり)
タイへの転職時には、3年程度以上の社会人経験が必要とされます。日本人社員の少ない環境で、ある程度即戦力としての成果を期待されているためです。経理やSEなど、その職種経験や資格が必要な特殊な職種もあります。
ただ、日本より採用条件が緩やかな求人も多く、「社会人経験3年以上」「法人営業経験○年以上(業種不問)」、「○○業界経験者(職種不問)」などが挙げられます。就労ビザの取得に当たっても、社会人経験がある程度あればスムーズに進みやすくなります。
40代以上になると、営業や製造のマネージャー等としての求人が増えてきます。即戦力として外国人をマネジメントするために、日本でのマネージャー経験を求められることがあります。
新卒や第2新卒であっても、就職先の業務に関連した勉強やアルバイト経験等があれば、就労できる可能性が高まります。特に20代の若手転職希望者は、経験以上に、企業への志望意欲や業務へのやる気も評価されます。ただし、教育研修はOJTがほとんどで、新卒向けの研修は日本ほど充実していません。基本的なビジネスマナー、敬語、日本人としての礼儀などは、自分で事前に情報収集して身につけていくと良いでしょう。現地で関わる日本人社員や日本本社とのやりとりなどで、必要なスキルとなります。
<アドバンテージ:関連業務経験験>
現職と似たような職種や業種への転職は、日本同様タイでも有利な経験になります。営業職やエンジニア技術職などの職種、商社やメーカーなどの業種は、タイでも多くの求人があります。これらの職種、業種の経験があれば、転職の可能性はもちろん、内定時の給与交渉にも有利になります。日本での様々な国家資格や民間団体の資格も、転職先に関連があればアドバンテージになります。
また、海外で働き始める時には、非常に多くの違いを一度に経験することになります。商習慣が大きく異なる環境でも、ある程度経験や知識のある業種や職種であれば、より早く楽に仕事に慣れることができます。タイでの新生活を送る上で、精神的な負担を軽減できるでしょう。
■就職・転職に必要な語学力
中級レベルの英語力 : 英語力+コミュニケーションへの姿勢が大事
タイで就労する際、外国人である日本人は、主に英語を使って仕事を行うことになります。
日本人向けのサービスで、日本語を主な業務言語とする仕事もありますが、やはりタイ人社員とのコミュニケーションには英語ないしタイ語が必要になります。
一般的に、中級レベル程度の英語力( TOEIC600点前後)があれば、仕事をする上でのだいたいの意思の疎通が可能になります。翻訳アプリ等のツールも増えてきているので、うまく活用すれば業務上にも支障をきたすことはないかもしれません。日本人が単語をつたなく並べるだけでも、何かを伝えようとする熱意や想いがあれば、タイ人社員も理解しようと向き合ってくれるでしょう。
ただ、ある程度の英語力は仕事でも生活でも必要なので、日本にいる間から少しずつ英語でアウトプットする練習を始めても良いでしょう。難しい文法を学ぶのではなく、要点を簡潔に伝えたり、公私のことを会話で伝える実践スキルの向上が、役立ちます。
一方で、十分高い英語力があっても、タイ人に伝わらなければ業務はうまく進みません。相手が理解できるような表現で、丁寧にコミュニケーションする心配りが必要です。
<アドバンテージ:タイ語力>
日本人求人にて、タイ語力が必須のポジションはそこまで多くはありません。
ですが、タイ語力があれば、タイ人社員ともよりスムーズに交流、コミュニケーションをとることができます。タイ人社員とタイ語で話し、良好な関係を築くことができれば、転職先の業務でも多くのサポートを得ることができるでしょう。生活をする上でもタイ語で会話できると、より楽に生活できることようになります。
タイ語の勉強方法は人それぞれです。会話から始める方法や、読み書きから始める方法など、自分に合ったやり方で身につけていくことで、転職時や転職後の仕事や生活の強みになるでしょう。
出典
神田外語学院
https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/contents/toeic-score