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これまではタイで就業する上でのポイントや魅力について、お伝えしてきました。
今回はより具体的にタイで転職するにあたって、どのような流れで進めていくのが良いか、一例をご紹介します。
■転職活動のおおまかな流れ
タイへの転職を考えたとき、いつ頃からどのような準備や活動をするのがいいのか質問をいただくケースがあります。
おおまかな流れは日本の転職活動と同じですが、日本と比較して選考スピードや注意点が異なります。
タイへ転職するための一般的な流れを6つのステップに分けてご紹介します。
ステップ1:転職の検討・書類作成準備(転職5ヶ月~6ヶ月前)
タイへの転職活動期間は書類作成から次の会社に入社するまでの期間はおおよそ4ヶ月~5ヶ月程度かかることがあります。まずいちばん初めに履歴書、職務経歴書、英文レジュメを
作成しておくとスムーズでしょう。英文レジュメは必須ではありませんが、企業によっては提出を求められることがありますので、用意しておくと便利でしょう。
履歴書、職務経歴書は一般的なものでワードやエクセルで作成頂く形で問題ないです。
英文レジュメはフォーマットなどはございませんので、日本語で作成した英文にするのもいいですし、英文レジュメ無料作成サイトからフォーマットをダウンロードし、作成するのもいいかもしれません。
作成が終わり次第、エージェントに登録しましょう。
ステップ2:エージェントに登録・面談(4~5ヶ月前)
タイには日系転職エージェントが多数あります。そのためエージェントが運営をしているHPに登録するのも1つの手段かと思います。またそれだけではなく、海外転職希望者向けサイトもあります。そちらに登録をし、エージェントからのスカウトメールを待つのも良いでしょう。
登録後にはエージェントの担当者から連絡がありますので、オンラインで転職相談や具体的な求人紹介説明をうけましょう。エージェントとの面談は基本的にはオンラインで行われることが多いので、パソコンやiPadなどのデバイスがあると便利です。
2~4社程度、エージェントに登録をされると各コンサルタントから様々な情報を得られるでしょう。
選考開始・面接(転職4~5ヶ月前)
エージェントから求人の紹介が落ち着き、整理した後に興味のある企業に応募をしていきましょう。タイの転職活動は日本よりスピーディです。そのためもし興味がある企業が複数あった場合は複数受験するのがおすすめです。
書類選考はおおよそ1週間前後で結果がでます。面接回数は基本的には2回となり、面接選考期間は1ヶ月~1ヶ月半程度になります。そのため応募をされてから早い場合は1ヶ月、通常通り進んだ場合は2ヶ月もあれば十分に内定になります。
面接回数や選考状況によっては長引くこともありますが、一般的には2ヶ月以内には内定が出るケースが多いです。
面接方法は基本的にはオンライン(TeamsやZoomなどがメイン)で面接することがメインとなります。ただし、企業によって最終面接を対面面接で実施したいというケースがありますので、事前に面接方法については確認したほうが良いでしょう。
内定(転職2ヶ月前)
最終面接合格となり、内定通知書(オファーレター)が発行されます。
回答期限については一般的には内定通知書が発行されてから1週間程度(5営業日)になります。不明な項目、確認したい情報、交渉したい条件などがあれば、エージェントのコンサルタントに相談しましょう。
また複数企業受験されている場合は足並みが揃っていないと比較できないので、注意しましょう。
入社・渡航準備、退職手続き(転職1ヶ月~2ヶ月)
内定承諾後、具体的な入社・渡航準備や現職の退職手続きをスタートします。退職の手続きについては準備をした上で対応しましょう。弊社の場合は退職交渉レクチャーも対応可能です。
入社準備は、主に就労ビザや労働許可証(ワークパーミット)に関することが多いです。採用企業から指示されることが多いので、指示に従い書類を準備しましょう。
その他、渡タイされる場合、退去手続き、免許証・住民票・マイナンバーカードの手続きなどが必要になりますので、余裕をもって対応をしましょう。
入社日は、一般的に内定から1、2ヶ月後で設定されるため、その期間内で渡航準備、退職手続きを完了させます。
渡タイ
企業への入社の1週間~数日前に、タイに入国すると良いでしょう。事前にオンライン内見などでご自宅を決めておくとスムーズです。
また入社前に携帯電話を購入したり、現地の様々な情報収集を行うと、入社後の新生活もスムーズになるでしょう。
入社当日は勤務開始時間に遅れないように出社し、勤務開始となります。企業担当者の指示に従い、簡単な研修を受けたり、具体的な業務を進めていくようになるでしょう。タイでの新生活のスタートです!
まとめ
タイで就職するためのおおまかな流れをご紹介しました。日本の転職活動に比べると、必要な書類や作業が増えることがありますが、採用までの時間は意外と早く進んでいくこともあります。
ただ、転職活動の進め方は人それぞれ、入念の準備をして転職活動を始める人もいれば、まずはどんな仕事があるか探してみつつ準備を進めていく人もいますので、ご安心ください。
次回からはより具体的な転職活動についてご紹介しますので、乞うご期待ください。