タイで身につく経験、キャリア

タイで働くことによって得られる経験や身につくキャリアの一例をご紹介します。

タイで身につく経験、キャリア


タイで得られる経験、キャリア

海外就職をすると、日本では得られない経験をするチャンスが多くあります。その経験やキャリアは個々人よって多様ではありますが、今後のキャリアや人生へ大きなメリットがあるでしょう。タイで働くことによって得られる経験や身につくキャリアの一例をご紹介します。

  

国際感覚、異文化適応力 

日本と大きく異なる環境の中で働くことで、海外で働き生活していく際に必要な適応力や対応力を高めることができるでしょう。

タイの歴史や文化背景から、タイ人独特の気質や価値観があります。それらがタイ人の働き方にも、大きく現れています。例えば、タイ人社員が残業せず定時に帰宅したり、自分の子供を連れて出勤したり、アポイントの時間になっても相手が連絡なく遅れてくるなど、オフィスの様子もだいぶ日本とは違います。

タイの会社で、自分のやり方や常識を突き通すと、仕事がうまく行かなくなったり、トラブルに繋がったりします。まずは一度自分の常識をリセットし、相手の行動や考え方を受け止め、自分なりに折り合いをつけていくことが重要になります。その過程で、異文化への適応力が養われるでしょう。

また、業務によっては、他東南アジア諸国や欧米諸国の取引先や支社とやりとりをする機会もあります。タイにいながら、タイとは異なるスピード感やスケール感の業務を経験できるでしょう。様々な国の人ともビジネスを行う環境の中で、多彩な国際感覚や対応力を身につけることができます。

 

外国人との協業・マネジメント経験 

一緒に働く同僚は、多くの場合タイ人社員です。日本同様、仕事は1人ではできません。タイ人社員と協力して働かなければいけない状況は、必然的に外国人と協業するスキルを高めてくれます。日本人同士では言わなくても伝わるようなことが、タイ人には通じません。仕事の進め方や締切の感覚など、細かい違いに気づき、自分の働き方を変えたり工夫する努力が必要になります。

さらに他の外国人と働く機会があれば、タイ人とはまた異なるビジネス慣習で業務を進めることになります。多国籍なメンバーで、どのように効率よく業務を行い、目標を達成するかは、とてもチャレンジングなキャリアになるでしょう。

さらに、若手でも女性でも、タイ人社員をマネジメントする立場になれるチャンスが多々あります。マネジメント業務には、業務進捗・勤怠管理、業績評価、育成指導などがあります。一般的に、タイ人は日本人よりも転職ペースが早いため、様々なタイプの部下をマネジメントするかもしれません。部下であるタイ人社員と一緒に目標を達成し、マネージャーとして多様な経験をすることができるでしょう。

 

大きな裁量権と幅広い業務経験 

日本人社員に任される業務は、広範囲に渡ることが一般的です。タイで働くと、日本よりも大きな裁量権を持って、若手でもダイナミックな業務経験ができる機会が多いでしょう。

理由の一つは、日本人社員数が少ないためです。一般的なタイの企業では、法律上の制約等があり、外国人社員はタイ人社員より圧倒的に少人数になります。日本人を採用する理由は、日本人にしかできない業務内容であったり、よりレベルの高い仕事を任せるためであったりします。

ある程度の決済権や裁量権を持てることもあるでしょう。責任のある仕事は大変かもしれませんが、日本で経験できない面白い仕事ができる機会があります。

また、経営陣に近い立場で仕事を行ったり、会社全体のマネジメントを考える機会を与えられることもあります。社長と少数の日本人しかいないような会社であれば、必然的に経営について意見を交わしたり、自分の働きが経営に直結する感覚を得たりできます。そこで得られた経営者視点は、自身の働き方やキャリア観にもポジティブな影響となるでしょう。

 

外国語を使って仕事をする 

多くの日本人が義務教育で一定以上の英語力を身につけているものの、それを生活や仕事で活かす機会は日本ではあまりありません。海外で働くことによって、ビジネスの中で生きた外国語を身につけることができます。

タイで働くことになれば、業務上はもちろん、生活でも英語やタイ語を使う頻度が格段に上がります。つたない発音や文法でも、どうにか伝えようと試行錯誤することで、自身のコミュニケーション力のアップに繋がります。「確認、お願い」、「ここ、行きたい、10時、打ち合わせ」など、簡単な表現でも、相手に伝わることが重要です。コミュニケーションツールとしての外国語を、日々実践しブラッシュアップしていけるでしょう。

 

人生を自分で切り拓く自信 : 

海外転職をするということは、ほとんど知り合いもいない海外で、ゼロから自分の社会基盤と生活基盤を築くことでもあります。新しい仕事、職場への適応はもちろん、衣食住の整備や新しい人間関係づくりなど、すべてタイで新たにスタートさせなければなりません。

海外で心地よく生きていくためには、時間もかかり様々な苦労やストレスもあります。ですが、海外生活のひとつひとつを自分自身が選びとり、作り上げていくことは、人生において大きな自信になるでしょう。

 

  

海外で働くことになれば、他の国でもこれらの経験を積むことはできるかもしれません。ですが、タイの親日的な環境では、これらをよりハードル低く経験することができるでしょう。初めて海外就職にチャレンジする際には、とても魅力的ではないでしょうか。

 


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