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これまでの記事ではタイで働く上での基本情報を記事としてまとめてきました。
そこで今回は、タイで働く上で、日本とタイでは働く環境にどのような違いがあるかまとめてみました。
過去に「タイ人との働き方」という記事も掲載していますので、よろしければ下記URLからご確認ください。
「タイ人との働き方」
それでは日本とタイの働く環境の違いをまとめてみました。
①女性が多い
タイは女性の社会進出が進んでおり、職場に女性の方が多いです。
特にバンコクにある企業ですと、オフィスの従業員の半分以上が女性、という会社も数多くございます。
実際に【国際労働比較2024】というデータ見ると、日本とタイの女性管理職の比率は
日本:12.9 %
タイ:36.9 %
と日本の約3倍ほどの差が出ております。
②タイ人は定時になったらほとんどの人が帰る
日本では働き方改革やコロナ渦以降の働き方の変化などで以前よりも残業は減っている傾向にあるかと思いますが、依然として残業が当たり前のようにある環境があります。一方、タイ人は定時になったら、ほとんどの人が残業せずに帰ります。
この働き方の違いは、日本人とタイ人の仕事に対する考え方の現れとも言われております。
ホフステードの6次元モデル(国ごとに人々の価値観が国民文化によってどのように異なるかを6つの指標に分けたもの)によると、日本人とタイ人の大きな違いは、日本人は男性性寄り、タイ人は女性性寄りという点です、
<男性性の特徴>
・業績主義社会が理想で、実績を出した人が支持される。
・仕事は人生にとって重要な要素であり、働くために生きる。
・女性は泣いても良いが、男性は泣いてはいけない。
など
<女性性の特徴>
・福祉社会が理想で、貧しい人、弱い人を助ける。
・生きるために働く
・男の子も女の子も泣いてもいいが、喧嘩してはいけない
など
このような違いから、仕事に対する考え方として、日本人は仕事に比重を置きがちですが、タイ人は仕事と自分の生活とのバランスを重視している傾向がございます。
③オフィスが寒い
タイは南国で暑い印象がある(実際に外は暑いですが・・)と思いますが、オフィスの中は非常に寒いです。エアコンの温度が20度ほどに設定されていることがあり、外では汗だくになるものの、オフィス内ではカーディガンやパーカーを着て仕事をしています。
ビルにオフィスが入っている会社は一括で空調管理をしているケースが多く、会社ごとに部屋の温度調整ができないため、仕事をする上では寒さ対策が必須です。
いかがでしたでしょうか。今回はタイと日本の働く環境の違いをまとめてみました。
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